シェアハウスのメリット・デメリット5選
近年、注目を集めているシェアハウス。興味はあるけど、実態がわからないと不安でなかなか踏み出せない…。実はシェアハウスはとても合理的な居住スタイルなのです!
そこで、シェアハウス歴6年、5つのシェアハウスに住んできた私ベタが自身の体験と他のシェアハウス入居者に聞いた話を基にまとめてみました。
そもそも、シェアハウスとは
シェアハウスとは広めの家やマンションを複数人でシェアして共同生活するスタイルです。数人から50人まで幅広い規模・コンセプトのシェアハウスがあります。シェアハウスと画像検索してみると理解が早いと思います!
元々の友達同士で広めの部屋を共同で借りてという方法もありますが、一般的にはシェアハウスを専門に取り扱っている不動産会社が管理することが多いです。どんなに仲の良い友達でもシェアハウス、ルームシェアとなるとトラブルしか聞かないので末長く友情を保ちたいなら後者の不動産会社が運営しているシェアハウスに住むのが無難です。
シェアハウスのメリット5選
1. 家賃を抑えれらる
当たり前ですが、1番のメリットは固定費を抑えれれるということです。一人で物件を丸ごと借りるよりも複数人で共同負担したほうが割安です。もちろん物件次第ですが、同地域内で平均してシェアハウスの方が一人暮らしワンルームより5~6割ほど安いです。
また、忘れがちな初期費用もあります。シェアハウスの多くは、初期費用無料・家具家電付きで住めるところがほとんどです。たとえ、初期費用があったとしても管理会社との交渉で大体安くなります。(コロナ禍になってからは尚更)一方で普通の一人暮らしの場合だと平均的に30万円程の初期費用がかかります。シェアハウスに住むことで30万÷12で単純に毎月の家賃が25,000円お得ということです。(一年住むと仮定した場合)掲載されているシェアハウスの家賃からさらに-25,000円すればシェアハウスのお得さがわかるかと思います。
2.寂しくない
当たり前ですが、シェアハウスだと他人と暮らすことになります。普通にシェアハウスで生活していれば、必ず他人と対面で一日一言は必ず話すことになると思います。もちろん、全員と常に仲良く会話というわけにはいきませんが帰れば誰かがいるという気持ちだけでも大きな心の支えになります。特に、コロナ禍で自宅にいることが多く他人と直接交流する機会が少なくなる中で貴重かと思います。私の経験上、全く他人と会話しないのと一言二言あるだけでも精神の安定具合が全然違います。元々、人間は社会的な生き物なので1人で住むということ自体が本能的に合っていないのかもしれません...。
3.手間がかからない
基本的に普通の一人暮らしと比較して手間は少ないとです。上記で述べたように基本的に全て備え付きの家具・家電です。あくまでも、物件は不動産会社の物なので修理費やメンテナンスは全てやってもらえます。例えば、水漏れが起こった、玄関の扉が壊れたなど、普通の一人暮らしでは自分で対処しなくてはいけないことをシェアハウス運営会社が基本的に全て代わりにやってくれます。そういう意味では、手間と時間はかかりません。
時代の流れ的に、価値観が所有から使用になってきております。ex.カーシェア、クラウドetc.。所有には常に管理コストが伴います。家も「シェア」することが合理的ではないでしょうか。
4.防犯性が高い
シェアハウスの方が防犯面では一人暮らしより優れます。近くに誰かいるという心理的安心感ももちろんありますが、いざというときは住人同士で助け合えます。シェアハウスだと訪問系の勧誘の心配も基本ありません。女性専用のシェアハウスも多くあるので、女性の方でも安心ですね。シェアハウスの他の住民も入居時に審査や身分証の提出があるはずなので、基本的に安心かと思います。私は今まで、シェアハウスの他の住民から怖い思いをしたことはありません。
私個人の体験談ですが、大きな地震があった時はみんなで避難情報を共有できたので心強かったです。
5.人脈が広がる
基本的にシェアハウスの入居募集はオープンに公開されています。そのため、多種多様な人との出会いがあります。普段の学校や仕事では絶対に会うことができなかった人達と出会い、交流することができます。現代社会ではSNSの発達で、自分と同じような人達とのみつながる傾向が強くなる中でこのような体験は貴重ではないでしょうか。特に感性豊かな若いうちにこのような経験をしておくと後々人生を豊かにしてくれると思います。
シェアハウスのデメリット
1. 入居者ガチャ
シェアハウスの同居人は基本的に選べません。自分と価値観が合わない人と住むことも十分ありえます。夜中に騒音を立てるなど、マナーがない人がルームメイトになる可能性もなくはないです。(大抵の場合、相手に悪意はなく価値観の違い)
こればかりは、運です。
私の経験上、家賃が高くなればなるほどヤバイ人との遭遇率は下がります。地域内相場のシェアハウスより2~3万高い物件を選べばかなり安心ではないかと思います。極端に安い物件は、入居者に難ありの傾向が強いです。また、学生入居者が少ないハウスの方が音に関してのトラブルは少ないと思います。
2. アレンジ性が低い
シェアハウスは家具家電備え付で初期費用や手間が少ない分、自分で色々アレンジした人には物足りないかもしれません。また、家具家電も基本的にベーシックなものが多いため高性能な家電を使いたいという人は不満を感じるかもしれません。逆に最低限使えて生活できれば気にしないという人であればデメリットにはならないかもしれません。また、最近は内装インテリアに凝ったり、最新家電を導入して差別化しているシェアハウスもあるためそこは内覧するときに確認してみてください。
3.コロナ感染リスク
シェアハウスは赤の他人と共同生活をするため、どうしてもコロナ感染リスクは高くなります。いくら気をつけていたとしても、水回り等も共有しているためコロナに感染するときは感染してしまいます。こちらも少人数の物件を選ぶや共有部分の使用時間をずらすなど多少は未然に防止できる部分もあります。普通に電車乗る時やコンビニに行くときなどでもコロナ感染リスクは常にありますし、不特定多数の人が出入りするわけではないので、そこまで神経質にならなくても大丈夫だと思います。
4.泊めずらい
シェアハウスだと、一人暮らしのようにいつでも気兼ねなく友人や恋人を呼ぶことはできなくなります。特にコロナが流行ってから、外部の人の訪問・宿泊を禁止しているシェアハウスが多い印象です。頻繁に友人や恋人を家に招きたい人は注意です。シェアハウスごとに訪問・宿泊のルールは異なりますので確認しておきましょう。
5.プライバシーがない(少ない)
共同生活なので、どうしてもプライバシーは少ないです。たとえ個室があったとしても、どうしても誰かと遭遇してしまいます。壁も薄いことが多いので、隣部屋の会話が丸聞こえということもよくあります。在宅時間が長い人は、ここが大きなストレス源になるかもしれないので要注意です。
まとめると...
シェアハウスに向いている人
- お金を節約したい
- 物が少ない・ミニマリスト
- 内装や家具家電にこだわりが無い
- 家にいる時間が短い(夜帰って寝るだけ)
- 人との交流に積極的
- 他人は他人と割り切れる人
シェアハウスに向いていない人
- 在宅勤務、在宅時間が長い
- 家や部屋には強いこだわりがある
- 完全なプライバシーが欲しい
- コロナ感染リスクを徹底的に無くしたい
- 他人とコミュニケーションをとりたくない
- 他人の視線や行動が気になってしまう
追記(シェアハウス選びのコツ)
不動産会社
- 返信・対応が早いか(目安2営業日以内に返信が来るか)
- ハウス運営が個人ではなく法人か(法人と契約した方が安心)
- 実際に内見できるか(オンライン内見しかしてくれないところは赤信号)
- 会社のコンセプト、運営方針
- 社員の言葉遣いや格好(意外と重要)
ハウス
- 共有部分が清潔か
- 共有部分が清潔すぎないか(清潔すぎると負担になるかも)
- 清掃は業者担当か(業者の方が無難)
- 隣壁との音のモレ具合
- 他の住人の感じ(これは直感が大事!)
もし追加で質問や感想ございましたら、コメントで気軽にどうぞ〜。
ベタ